虚血状態による筋肉への影響が一番表れやすい部位は、いわゆる「姿勢筋」と呼ばれる「首の後ろ側」、「肩の上部」、「背中や腰」、「臀部」です。神経の場合は、主に坐骨神経痛として、「太ももの後からふくらはぎにかけて、あるいは脛(すね)」にかけて、痛みや痺れが 生じることが多いです。
筋肉・神経の痛む場所を比べると、ある共通項があります。それは、どちらも広範囲に渡る痛みであるということです。ストレスが原因となる自律神経の交感神経優位により生じる虚血状態が起こす筋肉・神経の痛みは、広範囲に痛むことが多いのです。
あと、日によって症状の場所や強さが変わったり、左右が逆転するなどという現象も、こころの働きから来る虚血状態の際の痛みによく見受けられます。


たとえば、「太ももの後からふくらはぎにかけて、あるいは脛」にかけて痛む坐骨神経痛は、「椎間板ヘルニア」・「脊柱管狭窄症」・「脊椎分離症・すべり症」などの痛む部位でもあります。
しかし、それらの症状は、器質的に歪み、神経に触れて痛むわけですから、痛む場所・強さなどが変わることはあまりありません。ですから、痛みの変化が激しい場合は、ストレスが原因である可能性が非常に高いのです。つまり、ストレスが原因の症状は、たとえ、肉体(器質)的に歪み・コリ等がなくなっても、痛みが持続する場合が多いです。それは、自律神経が未だに戦闘状態のままだからです。


このようなこころから起きる体の疾患を、総じて、「心身症」と呼びます。心身症は、前述の姿勢筋のある部位のみならず、あらゆる内臓の疾患にまで至るのです。胃の疾患が代表的ですが、それ以外にも数多くの疾患が、こころから生じていると「日本心身医学会」から次のような報告(参照心身医学的な配慮が特に必要な疾患」がなされています。
では、器質的な歪みが原因でない慢性的な痛みはストレスが原因となりますので、そのストレス源が消去できるできないは別として、そこに照準を合わせて、気持ち・考え方に何らかの工夫をすることによって、こころの健康のみならず、体のほうにも回復の兆しが見えてくるものなのです。
しかし、中には、「いや、私は本当にストレスなんか全然ありませんよ。」と言われるクライアントがおられます。そして、そう言われるクライアントほど、痛みがなかなか消えないのです。
なぜでしょうか?その理由については、次の「5.意識と無意識」において述べたいと思います。

  
   
参考文献)   「腰痛は〈怒り〉である」   長谷川淳史 
 

4.虚血状態が筋肉、神経に痛みをもたらす

「こころと整体」4.虚血状態が筋肉、神経に痛みをもたらす

  
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「こころと整体」

4.虚血状態が筋肉、神経に痛みをもたらす
 






























3.ストレスがなぜ体に悪いのか?                                                  
                    
                             
                             「こころと整体」目次
痛みの変化が激しい坐骨神経痛はTMSの可能性大
肩・背中・腰・臀部・脚に痛みが出やすい
5.意識と無意識
 TMS理論とは
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