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         し ん ゆ あ ん

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仙腸関節

肝心要(かんじんかなめ)

「肝心要」は、「特に大切なこと」という意味ですね。
別に「肝腎要」と書くこともあります。
それは、肝臓・腎臓が臓器として、非常に大切な役割を
果たしているということの表れです。

では、臓器でなく、
筋骨での肝心要は何になるかと言えば、私は「仙腸関節」だと思います。
なぜなら、上半身と下半身の境目はこの仙腸関節で、「仙骨」より上を上半身、仙骨の両脇にある「腸骨」より下を下半身とみなします。

ただし、これについては、「横隔膜までが上半身」、「背骨まで」、「骨盤まで」と諸説がありますので、言い切ることはできません。
が、
体重の約70%をしめる上半身の重みを受けた仙骨を、手のひらのような腸骨が両手を拡げて
受け止めているような構造
から、土台(下半身)に、重みのある上部に続く一本の棒(上半身)
が見事に突き刺さって、支えているように映り、仙腸関節説に一票を投じる者であるのです。

仙腸関節は、靭帯によって繋ぎ止められている

さきほど、
体重の約70%をしめる上半身の重みを受けた仙骨を、手のひらのような腸骨が両手を拡げて受け止めて、
と書きました。
70Kgの人なら、
約50Kgの上半身を約20Kgの下半身で受け
止めないといけません


これだけでも、頭でっかちで不安定ですね。
しかも、不安定なのに上にある50Kgの物体が、前後左右に大きく動くのです。
四足動物とは違い、二足歩行の人間のそのジョイント部分には、多大な力がかかり、その構造からして、いつはずれてもおか
しくありません。
それを絶対にはずれないように、仙骨と腸骨をしっかりと繋ぎ止めているのが「靭帯」なのです。
仙骨と腸骨を、前からも後ろからも、あらゆる角度で、これでもかという程に繋ぎ止められている
のです。

仙腸関節のズレのパターン 

それだけ硬い靭帯で繋ぎ止められている仙腸関節も、毎日の毎度の間違った身体の使い方によって徐々にズ
レが生じてくるのです。

一番多いズレのパターンは、
片方(右の方が多い)の
腸骨が開きながら後方にずれ、仙骨が前にお辞儀する
ようにずれる形
です。
すると、お客様の
そちら側の仙腸関節を後ろから手のひらで押すと、ゴツゴツとした感触がします。
ゴツゴツ感がある側の
腰や、膝、背中、肩などに不調が出ることが多いです。
ごくまれに逆側に出ている方もいますが。

ということは、
仙腸関節はそのように身体の到るところに影響を及ぼす器官であると言えるのです。
だから、肩がつらいと、近くの腕、肩甲骨、鎖骨、胸椎、肋骨を正しても、痛みが取れないときは、仙腸関節に大きな要因がある場合が多いです。

なので、当庵では、
一番最初に仙腸関節の調整を行います。
中には、これだけで肩や膝が楽になったと、不思議がるお客様もおられます。
そういったこともあって、私は「仙腸関節が肝心要である」と、考えます。

 仙腸関節を歪めてしまう姿勢を、ガンバりすぎずに正しましょう。
当庵では、初診時はもちろんのこと、施術中においても、お客様の身体の使い方を伺うことが多いです。
それは、いくら骨盤や背骨を正しても、歪みを引き起こす動作や姿勢を続けていると、また、すぐに歪んだ状態に戻ってしまうからです。

そうした、問診の中で伺った「仙腸関節の歪みを引き起こす日常動作、姿勢」を挙げますと、
                     
    @イスで脚を組む
    A両脚を同じ方向に流して座る
    Bソファーなどにどっぷり背中をもたれさせて座る
    Cテレビを真正面からでなく、身体を捻らせて、
     同じ姿勢で見ている

    
    などの動作、姿勢が、多く聞かれました。

@Aは、骨盤が歪みが予想されやすく、納得される方も多いと思いますが、
BCの姿勢については、それほど注意せず、やっている方が多いのではないでしょうか?

しかし、Bは、「引き腰→click」を誘発する姿勢です。
仙腸関節のズレは、基本引き腰姿勢に捻りが加わってなってしまう状態です。
どっぷりもたれるだけでなく、それに脚を組み、身体を捻ると告白する方の多いこと、多いこと。

Cの姿勢は、骨盤の歪みの方向から、「○○さん、テレビを見るとき、テレビの左側から見てませんか?」と、尋ねると、「あっ、そのとおりですわ。見てますわ。」と、だいたい、当っています。

なので、@〜Cの姿勢を改めることも、とても大事です。
でも、こういう姿勢って、どうしてもしてしまいますね。
私もそうなんです。

だから、お客様にも、また私自身にも、こういうふうに言わせてもらっています。
 「とにかく、気がついたら、正してください。
  そして、正しているのがしんどくなったら、楽にしてください。
  そして、楽になったら、また正してください。
  ぜんぜんしないより、10%するだけでも、身体にはプラスになってますよね。」

ガンバりすぎると、長続きしません。
自分のペースでゆっくりやってくださいね。