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         し ん ゆ あ ん

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腕と肩の間がずれる(巻き肩)

なぜ、腕と肩との間がずれるのか?

森愈庵のある大阪府八尾市は、隣の東大阪市と共に、中小企業の町として、
知られています。
とりわけ、鉄工関係の町工場が多く、そこで働く方が、当整体院に来られます。

その方々に多い痛みの箇所は、腰と腕です。
腰は、重い材料を持ち上げるのに、酷使されているからでしょう。
腕は、重い鉄を持ち上げ、それを前かがみになりながら機械にセットし、力を入れてレバーを引く。
そうした一連の動作で、腕が肩の付け根から、ずれてしまっていることがよくあります。

腕の筋肉に触れると、カチンコチンに硬くなっています。
まさしく、職人の勲章です。
でも、この腕の筋肉の硬さと、腕と肩とのずれが、腕・肩・首・頭などに痛みをもたらします

 腕と肩とがどのようにずれているのか

肩関節は球関節で、「上腕骨」が凸、「肩甲骨」「鎖骨」が
凹の関係で、組み合わされ、何本もの靭帯が、ちょうどガム
テープで貼り付けるように、あらゆる角度で付着しています。
ところが、前述の
鉄工業を初め、あらゆる腕を前に差し伸べる動作の多い職業、事務職・ドライバー・理美容師・調理師…などに従事する方に腕と肩とのずれが多いです。
最近では、
スマホをよくしている方などにもこのずれが見受けられます。

右図にありますように、腕と肩との関係を見ると、肩に対
して腕の方が、「上方(頭方向)」「前方」「内旋(内ねじれ)」方向にずれている方がとても多いです。


腕と肩とのずれを正すには?

腕と肩とのずれを正す前に、まず「骨盤」「背骨」「肩甲胸郭関節」を整えます
「肩甲胸郭関節」とは、肩甲骨とその下の肋骨との関節です。

オステオパシー療法では、施術の順番は、原則として「内から外へ」「中心から末端へ」と整えます。
それは、中心部分を整え、脳からの神経の働きが良い状態にしておくと、血液・リンパの循環も活発になり、治癒力がより働きやすくなるからです。

そうしたうえで、肩甲骨に対して、上腕骨の「上方」「前方」「内旋」にずれているのをそれを正す方向に軽くストレッチをかけ、少し戻して、靭帯・筋肉がゆるむのを待ちます。

すると、上腕骨が正しい位置に正しい位置に戻ります。
ゆがみがきつい場合、腕の筋肉がカチンコチンになっている場合は、何度かの調整が必要です。